全国大会を終えて
 
成田 完二
 全国大会の委員になるとき、「どうせなら自分のやりたいものを選ぼう」という思いで事業部会のセッションを希望しました。というのは、これまで愛知建築士会では編集畑を歩んできて、50周年の記念誌も編集しました。ぼんやりしていると記念誌や広報の担当になりかねないという意識が働いたからです。
 希望叶ってセッションの担当になりましたが、意外な展開がやってきました。会長から直々の電話で、「連合会の情報部会に出向しろ」という命令に近いオコトバ。ということで2004年春から日本建築士会連合会・情報広報委員会・情報部会へ出向することになりました。東京へ数度通ったところで和歌山大会を迎えました。私は委員の立場でセッションに参加。次は愛知だという責任がだんだん強くなってきましたが、この経験が生きて、愛知大会のセッションが出来たと思います。
 情報部会が担当するセッションは「ITから見えてくる建築士のこれから」と題し、宮崎大会から3回連続、愛知が締めになります。内容は、確認申請のオンライン化、電子入札・電子納品について、3DCADが3本柱。私は愛知大会に向けて、愛知県での電子納品の現状を調査することになりました。
 調べる糸口がわからないので、愛知県で親しく話しの出来る建築指導課の川島さんに調べていただき、建設総務課に担当が居ることがわかりました。早速県庁に出向き、CALS/EC担当の荻野氏お話を聞きに行きました。そこで意外な事実が明らかに。愛知県での電子納品は17年度から部分実施、19年度には小さな物件まで電子納品になるということ。市町村も近いうちには実施しそうだということがわかりました。「これは大変だ」電子納品に対応しないと我々零細事務所も仕事が出来なってしまうことを意味します。即、全国大会セッション出席をお願いし、この事実をPRして頂くことにしました。
 大会前日、連合会情報部員は名古屋に集結。セッション会場で打合せ及びリハーサル。愛知県の方も来て頂きました。リハが終われば委員のみなさんはホテルにチェックイン。その後、懇親会を栄で行いました。
 当日は9時に現地集合。受付などのお手伝いを半田支部のみなさんにお願いしました。10時の開始時刻には会場内7、80人の入りでしたが徐々に空席は埋まり、用意した100部あまりの資料は全て無くなりました。今までのセッションからすると最大の入りになったそうです。委員のみなさんから「愛知はすごいね」という声をいただきました。
 2年以上前から準備してきた愛知大会は終わりました。私の連合会行きも8月の会議を最後にお役御免になりました。忙しかったですけど、いろいろ経験ができ、知り合いも増えました。協力頂いた会員のみなさん、ありがとうございました。


赤レンガ建物の
 スロープづくりに参加
 
岡澤 宣弘
 平成16年7月に国の登録有形文化財に登録された歴史的に貴重な赤レンガの建物を年々訪れる人が多くなって来ましたが建物の修繕やその周囲は予算が無い為、整備のしてない所が多い。その為、簡易的なものですが建物の北側入り口部分にスロープを造くる事になり、私共まちづくり委員会と赤煉瓦倶楽部の人達、市の職員合同で作業をする事になりました。
 4月28日、快晴に恵まれて参加者の意気込みの凄い事。日頃、身体を使った事の無い私達にとっては、作業は気持ち逸れど作業捗らず、レンガを敷くって難しいものです。現場監理の折に手直しを指摘する事が有りますが自分で作業をしてみると難しい事。レンガが中々言う事を聞いてくれません、やはり本職さんには適いませんね。
 何とか皆さんと喧々諤々言いながら作業を進めているうちに完成。多少の不出来は有ったかも分かりませんが以前と比べればスムーズに出入りする事が出来るようになりました。
 建物の不自由さが一箇所でも少なくなれば建物に訪れた人達の満足感が増し、又訪れる人も多くなることでしょう。安心安全の町づくりに積極的に参加している町づくり委員会です。
 会員の皆様の一人でも多くの方が参加して頂ける事を期待しています。


第4回地区対抗ソフトボール大会
 
親睦委員長
杉田 純一
 さる平成17年8月21日に約10年ぶりとなる半田市支部内における地区対抗ソフトボール大会を半田市州の崎公園グランドにて開催をさせて頂きました。
 委員会内では、今時ソフトボールなんてのは目新しさもなければ、8月のくそ暑いときに誰も集まらないんじゃないのという意見が多数しめましたが、ソフトボールの後に炎天下の中でのビールは格別にうまいことを委員会メンバーに力説し何とか開催をする方向に親睦委員会内ではなりました。役員会においては、委員会と同じ意見が続出しましたが、そこは海千山千の当委員会。親睦委員会のみでメンバーを集めることと設営を行うということで何とか実現の運びとなりました。
 当日は、4チームの総当たり戦で行う予定でしたが、諸事情(33人しか集まらなかったのが本音)により3チームの総当たり戦となってしまいました。(全て委員長である私の責任です。ごめんなさい)ソフトボールなんかと言っていたスタッフの方々(あえて名前は言いませんが)も試合前の練習では、俺は小学校までソフトの選手だったとか、こんなにグランドがせまけりゃかるくホームランを打てるなあと軽口をたたいていましたが、いざ始まれば若いメンバーのただのお荷物になってしまいましたが、我々設営側としましてはそんなおじさんでも参加できるソフトボールにして良かったなあとつくづく感じたしだいであります。もちろん、スポーツの後のビールや食事は、参加者全員が満足して頂いたと思います。
 この親睦会の成功の裏には、協賛して頂いた東邦ガス様、(株)沢田工務店様、(株)大進様の協力がなければ実現できなかったと思います。この場を借りて御礼申し上げます。長々と書きましたが、結論から申し上げますと半田支部の会員は、汗を流しておいしいビールが飲めれば幸せだと言うことがよく分かったと言うことです。来年の委員長は何を企画するのかな?設営側でなく参加したいよう!!!!

通学路ブッロク塀等安全調査
 
富永 和久
 この事業は半田支部が愛知県の持続的防災まちづくり事業の補助金を受けて行うこととなった3防災事業のうちの1事業であります。
 過去に大地震があった時、必ずと言っていいほど、ブロック塀が転倒し死者が出ています。特に昭和53年に発生した宮城県沖地震では、28人の犠牲者のうち16人が倒れたブロック塀や門柱の下敷きになって亡くなっています。また、倒れた塀が道路をふさぎ、避難や救助・消火活動を妨げることにもなりました。阪神・淡路大震災においても、同様ブロック塀などの倒壊が多くみられました。この地域におきましても近い将来、東海、東南海地震の発生が懸念されているところであります。
 そのようなことを踏まえ、尊い子ども達の命を守るために、専門家の目で通学路のブロック塀の安全調査を実施することとしました。
 今年度は半田、岩滑、成岩、乙川の各小学校の通学路のブロック調査を行いました。
 通学路を歩いてみると、思った以上にブロック塀が多く、狭い道路の両側に老朽化したブッロク塀というところもあり災害時のことを思うと不安でいっぱいになりました。
 今回の調査により市民の方々に現状を知っていただくとともに災害時の備えに役立てていただきたいと思っております。
 また、この調査がきっかけとなり危険なブロック塀などの補修や撤去が行われるとともにブロック塀等の改修(撤去)工事補助等の制度が推進することを願っています。

平成17年研修見学会を振り返って
 
研修委員長
松田 誠史
 11月6日〜7日にかけての研修見学会は皆様のご協力のおかげで何事もなく終えることができました。誠にありがとうございました。
 さて、今回の研修見学会を振り返りますと、まず企画の段階でどこにしようか、日程はいつがいいのかなどまったく自分の頭の中は真白でした。そこで支部長の杉江さんなどに助言をいただき金沢方面に決定させていただきました。
 研修見学会当日ですが、朝は曇りでこのまま何とか雨が降らずに1日持ってくれればと思っていたのですが、最初の見学場所の長浜でもう雨が降ってきてしまいました。長浜では自由散策でしたが、長浜の祭りで使われる山車の展示してある博物館では『半田の山車とはずいぶん造りも大きさもちがうなー』と思いながら見学してきました。長浜の次は金沢です。金沢ではまず『石川県立歴史博物館』の見学でした。この建物は赤レンガでできた建物で国の重要文化財に指定されているものです。その後で『金沢21世紀美術館』に行きました。ここに着いたときには天気が悪かったのも手伝ってずいぶん暗くなっていましたがこの少しくらい雰囲気がこの建物をいい雰囲気にしてくれたようでした。
 2日目の最初の見学先は『金沢市民芸術村』でした。この建物も以前紡績工場の倉庫群を再生して造られた赤レンガの建物でした。とてもきれいに再生されていて感動ものです、さらにその敷地の広大さにも圧倒されてしまいました、なんと97,000uほどあるそうです。
その次は富山県南砺市にある『いなみ木彫りの里』でした。自分はここから5分ほど歩いた所に在る『瑞泉寺』というお寺に行ってきました。このお寺は山門を入るとこんなところになんでこんな大きなお寺があるんだろうかと思うほどの大きなお寺でした。ケヤキ造りでこの地方が彫刻で有名な場所なのでいたるところに彫刻が施されており圧倒されました。その後、今回の研修会で最後の見学先の岐阜県白川郷に行きました。白川郷の建物は世界文化遺産に登録されており世界的にも重要なものになった建物群です。あいにく天気は雨となってしまい十分に見学できなかったのが少々残念でした。
 今回の研修見学会は天候には恵まれませんでしたがなかなか身のなるものになったのではないかと思っております。また今回の見学会が最後まで順調に終了できたのも参加された方々のおかげと思っております。誠にありがとうございました。

青年部 現状〜今後の課題
 
青年部長
大岩 範久
 平成17年度も後半になりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 平成16年4月から半田支部の青年部長を仰せつかってから、平成18年の3月で2年になり自分の青年部長としての任期が終ろうとしています。私的にこの2年間は他の公職と重なり、ここまで生きてきた今までで一番忙しいときを過ごしました都合、今までの先輩のように満足な青年部が出来ませんでしたが、現在の活動と今後の青年部の課題をお伝えしたいと思います。
 本年度の青年部の活動としましては、本会青年部事業『6月全国大会(今年は愛知大会の参加〜運営協力)、8月・3月(予定)の東海北陸ブロック大会への参加、7月の対外事業「夢のらくがき」小学生絵画コンクールの応募作業(知多半島5市・5町)、10月の支部対抗ソフトボールへの参加、2月の支部対抗ボウリング大会への参加(予定)、随時の勉強会・研修会』を中心に、支部の事業への参加、青年部の定例会議を要所に盛り混ぜながら、青年部個々の親睦を深めて楽しくやってきました。特に建築の設計から施工の色んな建築士がメンバーなので、技術的な話(討論)を含め、これからの事業も楽しくやって行きたいと思います。
 今年は更に杉江支部長より青年部に『半田市ふるさと景観賞』の事務局が振られ、岡澤副支部長のもと、大岩・角岡がお手伝いをしています。忙しい中では有りますが、半田市の都市計画課の面々と一緒に作業をし、会ったことの無かった選考委員の諸先生と話をし、今までに無かった経験が出来ている事が収穫となっています。年明けそうそうの表彰式・パネルディスカッション(1/15)がとても楽しみです。
 青年部は現在、15名程のメンバー(気のいい人ばかりですよ、女性も参加してくれてます)中心に活動を行っています。しかし、青年部には40歳以下という年齢の枠があり、本年度末には6名の方が卒業をされます。新入会員が減少している中、なかなか新しい方とめぐり会えないことも有り、今後の青年部はどうなってしまうのであろうと不安な毎日です。次年度よりバトンタッチする河合君のため頑張って、少しでもメンバーが増えたらいいな・・・と。
 チョッとだけでもOKです。一緒に楽しんでみようとも思う方は、大岩(ケータイ・090-8860-3622)まで連絡をお願いします。