愛知建築士会半田支部50周年を迎えて 期待される半田支部へ 支部長 成田完二 会員歴22年の私にとって支部の周年事業は5度目の経験です。この間建築士会半田支部を取り巻く環境が変わってきました。そのきっかけは40周年にあると思います。40周年は記念事業として「半田市都市景観賞」を自前で取り組みました。その後半田市に「ふるさと景観条例」ができ、今度は半田市主催で「ふるさと景観賞」が行われました。3年後のことでした。その後残念ながら景観賞は行われていませんが、建築士会が積極的にまちづくりに参加する土台が出来ました。 知多半田駅前再開発に関わったり、「リフォームヘルパー制度、公共施設の改修ボランティア」など行政と一体となった取り組みが進められています。また昨年度からは「民間木造住宅耐震診断業務」を半田市、大府市、東浦町、阿久比町、武豊町、美浜町、南知多町の2市5町から委託を受け行っています。 このような中、50周年を迎えたことは意義深いものがあります。今回は従来の式典の枠を飛び出し、旧カブトビールの赤煉瓦工場跡で式典を催します。保存の運動から修景改修など大きく関わってきた建物です。半田支部ならではの式典にしたいと実行委員一同意気込んでいます。手作りの企画でネクタイは要りません。会員のみなさん、家族連れでこぞってご参加ください。 50周年という節目 50周年特別委員長 手島俊一 建築士会半田支部が昭和28年6月20日(1953年)に設立されて以来今年で50周年を迎えることが出来ました。これも先人たちのご努力の賜物と深く感謝する次第です。現在、半田支部(知多半島5市5町)では370余名の会員を有する県下有数の支部となっており、会員各位の支部運営に対する多大なるご協力とご尽力により支部活動も活発に行っています。しかし近年、会員相互のコミユニケ−ション不足、閉ざされた支部活動等の指摘がされております。また厳しい社会情勢による建築業界の景気の低迷による会員数の減少など支部活動をめぐる環境は大変厳しいものがあります。 そこで半田支部創立50周年記念事業として<インタ−ネットを活用した支部のPRと情報伝達システムの基盤整備>をメインに会員相互のコミユニケ−ションの充実、開かれた支部、また一般市民に対するPR活動、支部活動への参加等、支部活動の充実を目指して50周年を節目として様々な事業を計画しました。 また地域の建築文化の向上、歴史的建造物保存、修復等の啓蒙活動、まちづくりへの貢献など建築士会半田支部の果たすべき役割は非常に大きなものがあります。そこで式典等記念事業の会場を“半田市赤レンガ建物”(旧カブトビ−ル半田工場)を中心としたエリアで行いたいと考えております。100年以上前の先人達が築いた大変貴重な歴史的建築の中で“赤レンガ建物”をキ−ワ−ドに本来の建築士のあるべき姿、建築士会の果たすべき役割、また私たちが住むべき街並み、まちづくりにどう関わっていくべきか等皆でいっしょに語り合ってゆく場所にしたいと思っております。 有意義で充実した記念事業にしたいと思いますので、ぜひ会員及びご家族のみなさまの「参加とお手伝い」をおまちしております。 |
半田支部創立50周年特別委員会組織
支部長 | 成田完二 | ||
50周年 特別委員長 | 手島俊一 | ||
総務委員会 |
委 員 長 永田創一 担当相談役 杉浦 護
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副委員長 岡澤宣弘 委員 大岩範久・宮島 正 千賀安行・下村 宏 岩瀬計介 | |
事業委員会 |
委 員 長 渡辺真啓 担当相談役 大岩武久
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副委員長 杉田純一 委員 明石裕伸・江崎辰巳 水野貴之・石川啓二 関 哲也・富永和久 江口米美・榊原昭仁 | |
記念誌委員会 |
委 員 長 杉江成司 担当副支部長 梶川幸夫
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副委員長 新谷隆利 委員 伊東剛治・榊原邦彦 山本博信 | |
式典委員会 |
委 員 長 北村正信 担当副支部長 新美建司
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副委員長 松島慎一 委員 河合和彦・松田誠史 榊原清仁・榎本年克 田中和子 |
赤煉瓦ネットワーク 「煉瓦な面々」 総務委員会委員長/永田創一 煉瓦の歴史は、西洋では数千年の歴史があるのですが、日本ではほとんど明治の一代で建設されました。赤煉瓦建造物は日本の256ものまちにあるといわれております。ひとつひとつ丹念に積み上げられた赤煉瓦は現代社会がどこかに置き忘れてきた人間的な暖かみを感じさせるではありませんか。こんな赤煉瓦とまちはこれからどのようになつていくのでしようか。開発におわれ姿を消した赤煉瓦建造物もたくさんあります。また、再利用されたり、当初の役割を終え次の利用を待つものもあります。 わたくしたちは、赤煉瓦建造物をその地域の歴史と文化を生かした個性的なまちづくりにつなげていくべきであると考えます。全国赤煉瓦ネットワークは、「地域の歴史と文化を生かしたまちづくり」をスローガンに北は江別から南は佐世保まで全国39の倶楽部で構成されております。 毎年10月に全国大会が開催されます。昨年は呉、今年は横浜、来年は江別、そして再来年には半田で開催されます。 現在、赤煉瓦倶楽部半田のメンバーは110名ほどですが、残念ながら建築士会の有志が少なすぎます。ぜひ支部50周年を機に倶楽部に入会して、一緒にまちづくりをしていきましょう。 50周年事業/事業委員会のとりくみ 事業委員長/渡辺真啓 1、アンケートの結果(概要)アンケートの回答は会員373名中〜142名でした。ご協力ありがとうございました。 その内、Eメール利用者は〜104名(73%)、ホームページ開設者は〜19名(13%)でした。 支部からの連絡については、Eメール可の人が〜74名(52%)、FAX可の人が〜37名(26%)、郵送希望の人が〜29名(20%)、記入無しの人が〜2名でした。また、ホームページ講習会などの案内希望者は〜24名(17%)でした。 これらから、かなりの会員がインターネットを利用した情報交換が可能な状況になりつつあると思われます。 その他詳細はいずれホームページなどでご紹介しますが、今後の事業の参考にさせていただきます。
2、ホームページの講習会
3、今後の予定
「平成16年2月29日開催」
「なぜ?赤レンガ建物で」 赤レンガ建物は、明治31年竣工の105歳になる地域の歴史的な建造物ですが、残念ながら現在は、諸般の事情により休眠状態といった現状です。 そして、昭和28年に創立した半田支部はその半分にもなりませんが、今この歴史的建造物のもとで何かアクションを起すことは、地域の建築文化の向上に資するという建築士の使命ともいえるでしょう。 半田支部の今まで歩んできた50年を振り返り、これからを見つめなおす上で、その節目となる50周年を祝う絶好の場所ではないでしょうか。
「手作りで50周年を祝う」
「今、式典委員会では」 「新しい記録方法を」 2003年に突入しコンピュータの普及率が格段に普及し50周年の記録方法をCDロムに記録しようと思っています。又、半田支部のホームページも充実し会員同士のコミュニケーションも活発にしたいと考えています。
現在は、コンピュータのない方への問題もあるため印刷物としての記念誌を作成するかどうかも検討中です。ただ、印刷物を作成すると費用もかかり現在の協賛状況ではとても作成できません。全員がコンピュータを持っていれば問題は無いのですが?コンピュータの導入には費用もかかるし強制はできませんが、IT時代の現在、余裕があれコンピュータの導入をおすすめします。
今年中には記念誌の作成方法を決定したいと思いますので、皆さんの貴重なご意見をお待ちしています。 |