「支部長就任のご挨拶」 支部長 成田完二 手島支部長の後を受け、今年度から支部長になりました。支部会員のみなさま、よろしくお願いいたします。以前青年部会から理事、常務理事と9年間歴任し、4年ぶりに本会理事に支部長として復活した訳ですが、理事会に変化が見られました。一つは会議室が禁煙になったこと。これはたいへん喜ばしいことです。もう一つは、長く続いた会員の減少傾向が止まり、ほんの少しではありますが、増勢に転じていることです。この社会情勢の中で会員が増えるということは、建築士会が社会に認知されてきた証であると思います。 東南海地震が起こる確率が高まり、この地域も警戒区域に入り、今年度から国・自治体による木造住宅の耐震診断が実施されようとしています。その受け皿として建築士会も当然加わり、主導的な立場に置かれます。当支部でも委員会を作り体制を取っていきます。でも、10の自治体をカバーするにはたいへんな労力が必要となり、会員各位の協力無くしてはかなわないことです。 建築士の真価が本当に問われています。今こそ誇り高く積極的にまちづくりに関わる時です。支部会員のみなさん、力あわせて頑張りましょう。 |
(社)愛知建築士会半田支部 総務委員長 北村正信 平成14年4月5日、大六において、(社)愛知建築士会梅田俊比古会長のご列席の中、田中副支部長(現 監事)の開会の言葉に始まり、(社)愛知建築士会半田支部、平成14年度(第49回)通常総会が開催されました。平成13年度の事業経過報告ならびに会計決算報告、成田完二新半田支部長とした平成14・15年度役員、そして、平成15年度に迎える半田支部設立50周年事業に向けての準備を盛り込んだ平成14年度事業計画及び予算案と五つの議案について慎重に審議され、無事すべての議案について可決されました。 また、総会に続く懇親会においては、忙しい公務の中駆けつけていただいた榊原伊三半田市長に、厳しい社会情勢の中だからこそより一層専門家としての建築士の技能や知恵に期待するものが多いとの激励のお祝辞を頂き、また、梅田会長には、2005年愛知万博、そして、同時に開催される第48回建築士会全国大会愛知大会に向けての建築士会としての今後の取り組みについて紹介がされました。 以前よりも、1ヶ月近く総会の開催時期が早くなった中も、常議員ならびに会員の皆様のご協力により無事総会を終了できたことを感謝しております。
安養寺山門 成田完二 半田市板山町にある安養寺から山門の耐震診断のお話があったのは今年7月のことでした。より信頼される調査にしようと、当支部のメンバーに声をかけ、直前支部長の手島さんをはじめ、副支部長の梶川さん、役員の杉江さん、大岩さん、榊原(清)さんの5氏と私の6人のメンバーで調査に当たることにしました。調査はお盆明けの8月20日、分担して仮に張ってあるコンパネをはがす人、図面を取る人、各部のレベルを測定する人に分かれ、手際よく作業は進みました。ある程度測定結果が出てきたところで、現場で意見を出し合い、問題点がだんだん明らかになってきました。その後、測定結果がまとまったところで再度集まり、結論を出し、レポートをまとめました。 この山門は木造2階建てで2階部分が鐘楼になっており、1階は石積みで覆ってあるたいへんユニークなものです。建造は大正時代で30年ほど前に一度補修し、屋根を葺き替えています。 今回の調査で不同沈下による傾きと雨水の排水の悪さから生じたと思われる腐朽が明らかになりました。この結果をもとに檀家のみなさんで検討が進められていることでしょうが、できれば補修して歴史を後世につなげていただきたいと思います。 平成14年度建築士会全国大会(三重大会) 青年部長 江崎辰己 平成14年10月17日から18日にかけて三重県伊勢市で開催されました第45回全国大会に半田支部青年部からは松島・松田・大岩・江崎の4名、愛知県全体で30名で参加して参りました。初日は専攻建築士制度(CPD)シンポジウムや各県の地域実践活動の発表の場である屋台村見学等を中心に全国の建築士同士現在の活動報告や、これからの建築士の立場について意見交換をして参りました。 二日目は2005年に控えた愛知万博のPRをお手伝いして参りました。今年の三重、来年の宮崎、再来年の和歌山と全国大会を経験し2005年の愛知大会の参考にしたいと思います。 2002年度半田支部研修見学会 研修委員会委員長 杉田純一 本年度の研修見学会は、久しぶりの飛行機での移動となりました。というのも、我が研修委員会の目的は、年頭所から個人個人ではなかなか行けないけれどちょっと変わった、そして、その地域の特色を反映した建築物を建築士会のメンバーと懇親を深めながら研修ができたらなあとの思いが非常に強かったからです。じゃあ、どこがいいのか?いつがいいのか?いろいろと諸先輩方の意見を取り入れたり、予算との検討をしたり、各県の建築士会の事務局に問い合わせをしたりして、最終的に決まったのが、平成14年7月4日・5日に宮城県内の建築物をということになりました。 宮城仙台といえば、昨年の全国大会の会場として半田支部のメンバーも多数(?)参加しているじゃないかとの意見もありましたが、仙台市内をメインにおくのではなく愛知で言えば、半田支部みたいな地方の建築物を見学・研修すればいいんじゃないかという結論になりました。 調べている内に宮城県は、愛知県の何倍かの面積を有する東北の「雄」であり、愛知県と違って素晴らしい建物がたくさん町とか村にありました。但し、どれもこれも仙台市内から車で2〜3時間かかるところばかりでしたけど。その中で、委員会で決めさせて戴いたところは、 1.登米町伝承館(森舞台) 平成8年(1996年) 設計者:隈 研吾 伊達家の厚い庇護のもと発展した「登米能」の舞台 2.岩出山町立岩出山中学 平成8年(1996年) 設計者:山本 理顕 オープンスクール形式の学校運営(山を切り開いて建築) 3.岩出町立岩出山保育園 平成9年(1997年) 設計者:六角 鬼丈 屋根のデザインとして太陽光発電を取り入れる 4.せんだいメディアテーク 平成12年(2000年) 設計者:伊藤 豊雄 皆さんご存じの通りの市内のIT中心建築物 以上たかだか4箇所の建築物を見学しただけでしたけど、参加者の反応は上々でしたので一応今回の研修・見学会は、やってよかたなというのが素直な感想です。 まだ来年も、担当させて戴きますので会員の期待に添えるように企画・運営をしたいと思います。最後に、会員の方々の多数の参加をお願いして報告とさせて戴きます。 青 年 部 会 青年部長 江崎辰己 その中で10数名の方が役員として建築士会の活動に積極的に参加ご協力していただいております。しかしその大半が卒業間近となり青年部の高齢化が進んでいるのが現状です。 そこで2005年の愛知万博やそれに併せた全国大会愛知大会に備えて若い有志のご参加をお待ちしております。特に半田市以外の知多半島に住まわれている若しくはお勤めになっている方々に参加を呼びかけたいと思います。 出逢いや情報交換の場として建築士会を積極的に活用しましょう! ※右端が私です
パソコン利用術(5) 成田完二 8つの信号ですから2の8乗で256種類のデータを区別します。それだけあれば0から9までの数字、大文字、小文字のアルファベット、カタカナ50音などかなりの文字データが入ります。通常半角文字と読んでいますが1バイト文字とも言います。ところが漢字になるととても入りませんので2バイト使って認識します。256の2乗ですから65,536種類になり、JIS第1水準、第2水準、全部入ります。
コンピューターは全て2進法ですので1バイトを倍々にしていき、2の10乗の1024を1キロバイトとします。さらにその1024倍を1メガバイト、さらにその1024倍を1ギガバイトと呼びます。1000倍ではないところが面白いですね。
文字だと約束事がキチンとできていて少ないデータで効率が良いのですが、画像はそうはいきません。たとえば画面が800×640だと512,000ピクセル(画素)になります。3原色をそれぞれ1バイトで表すと512,000×3でそれだけで1.5メガバイトになってフロッピーディスク1枚に入らないことになります。jpgやgifなど小さいデータで画像を保存する方法もあり、かなり圧縮されますが、やはり画像は文書に比べ、大きなデータになってしまうのはこういう訳なのです。
ほとんどが文字データだった時代から画像などの大きなデータを普通に扱うようになり、大型記憶装置の時代になりました。でもメインで使用されているハードディスクは今だ磁気を使っています。バックアップの重要性は変わっていませんが、大きくなってバックアップも取りにくくなったのは困りものですね。
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