「平成13年度を迎え」 地球の温暖化、ヒ−トアイランド現象、水資源の確保等の重大な課題に対し、雨水利用と建物の屋上緑化、壁面緑化等の方法により一人一人が意識を持つことの大切さが地球にやさしい環境づくりにつながってゆけばと思っています。 また(社)愛知建築士会は、本年創立50周年を迎えました。いままでの50年を振り返り、これからの建築士のありかたを問いかけ皆で考えていきたいと思います。9月28日の50周年記念式典を中心に記念誌の発刊、また数々の親睦研修事業が予定されており、ぜひ数多くの方々の参加をお願い致します。(詳細は愛知の建築に掲載) そして11月4日(日)には、半田支部において<カロ−リング大会&バ−ベキュ−大会>が予定されております。親子で楽しめますのでぜひ参加して下さい。 その他様々な事業を予定しています。今後も皆様のご指導、協力をよろしくお願います。 (社)愛知建築士会 半田支部
第一号議案 平成12年度事業経過報告
総会は、委任状の数で、成立していますが、今後はもっと多くの方に出席して頂きたいと思います。 研 修 見 学 会 |
今年の見学会は倉敷の旅、例年になく多く集まり33名の参加でした。 一泊二日の宿は倉敷アイビースクエア蔦の絡まるレンガ造り。 |
(倉敷アイビースクエアにて) |
(倉敷川沿いの美観地区にて) |
倉敷で活躍してみえる楢村徹先生の御厚意で先生の作品3ヶ所をご案内頂きました。 最初に先生のオフィス、6名の設計者の集合事務所。江戸期の藍染めの木造二階建て納屋を再生したもので、一階が打合せ室、二階は事務所、美観地区で建物高さ変更出来ないので低い小屋丸太は表し、部材を取り換えた所は新しい材料を特に色付けせず新しさを強調、外観は漆喰と焼杉板の白黒のコントラストでシンプルな表現でした。 |
(事務所外観) |
(事務所1階) |
(事務所2階) |
6名の設計者による「古民家再生工房」の作品、早島町コミュニティセンター「いかしの舎」江戸期の旧家で当主が町へ寄贈し、ふるさと創生事業として再生。どの建物も単なる保存の為の改修でなく、「甦る民家」現代で利用・使用できる建物でした。 |
(「いかしの舎」にて) |
中庄団地の見学に行き大変勉強になりました。 (中庄団地外観) |
人にやさいしまちづくり
この計画は、近年盛んに叫ばれているバリアフリーとかノーマライゼーションの理念を推進し、高齢者や障害者をはじめ誰もが皆同じように社会参加できるようなまちづくりをすすめていこうとするものです。 現在、半田市は財政的に非常に厳しい状態にあるようですが、かといってバリアフリーを推進しなくてもよいわけではないと思います。 そのような中で半田市がこの事業の一環として、公共施設改修ボランティア制度というものをつくりました。これは市の公共施設の小さなバリア(段差等)を市民の方々の力をお借りして直していこうとするものです。 この事業に半田支部のメンバーも協力していくことになりました。 今回は第一段として、半田市立神戸公民館にスロープをつくることになりました。一般市民や障害をお持ちの方々と何度も打合せを重ね、どのようにすれば使いやすいかなどを検討してきました。 施工段階では、材料発注からタイルはつり、型枠、コンクリート打ち、手すりの施工までを皆で行いました。普段施工監理は行っているものの自ら施工することには不慣れなこともあり苦労しましたが何とか完成しました。 これで車いすの方や足の不自由な方々も気軽に公民館を利用できるようになると思います。 このようにちょっとした改修で使いやすくなる公共施設はまだまだ沢山あると思いますが、皆が少しづつ力を出し合っていけばこのようなすばらしい施設に改修できることを実感しました。 そして障害をお持ちの方も同じ街に生まれた同じ人間として皆と一緒に生活できるようなまちづくりを進めていかなければならないことも実感しました。 また、普段バリアフリー施設を設計しているものの障害者の方と話す機会はあまりありませんでしたが、この機会をとおしていろいろお話を聞くことができました。 これからも実際に利用する方々の意見を聞きながら設計を進めていかなければならないと思います。
これからの街づくりは行政のみではなく、市民の皆さんと協力しながら進めていくべきだと痛感しました。
自然豊かな佐久島の『弁天サロン』 佐久島は東港と西港があり、東港は釣客や海水浴場等で生計を立てている民宿などがありますが、多くは開発のされていない静かな集落です。 東港から徒歩で30分の西港は昔乍らの道路の狭い漁村の風情で『弁天サロン』はその港の岸壁沿いに建っています。 玄関を入ると広い厨房と板張りの食堂がオープンとなっていて民宿・飲食店の人達が地魚等を調理研究する場だそうです。 その奥が建物の中心になっている5室の『畳の間サロン』。建具の引き方により多人数にも対応出来る様、1室から5室まで区分けが出来るよう工夫されています。 その他、ギャラリー・情報室・図書室・ライブラリー等の部屋があり、各部屋共活発に利用されているそうです。外観・内観共西港の集落に合った立派な施設でした。まだ佐久島へ行っていない方、一度見学をしてみるのもいいですよ。
パソコン利用術(3) 成田完二 パソコンを買うとき、気になるのがこの速さです。8ビット時代、構造計算の方程式を解くのに、64Kbyte目一杯のデータだと50分もかかり、閉口したものですが、それが16ビットになり2分くらいになりました。今のパソコンなら瞬時です。 パソコンの高速化でいろいろなものが可能になりました。一番の大きなものは画像処理です。 3Dの精密な図形だと「解析に一晩かかる」なんてザラでしたが、ずいぶん速くなりました。これらの処理速度は心臓部であるCPUの処理速度が決定づけます。32ビットより64ビット、500Hzより800、1000Hzとクロックが高いほうが速くなります。
しかし、上記のような画像処理をやっている人でなければ、最近のパソコンはどれをとってもワープロやCADなど普通私たちがソフトを使用するのに不都合なものはありません。画像処理は宇宙旅行のようなもので、遠い道のりをいかに速く行くか、にかかっているので強力なエンジンが必要ですが、私たちの仕事は都会を走るバスのように大勢の人を乗せたり降ろしたりできたほうが便利なのです。そのために大きなメモリーが有効になります。
もう一つ、いろいろソフトを立ち上げて、画面を切り替えるとパッと変わらないものをよく見ます。それはグラフィックボードがギリギリのものが使われていますので、良いものに取り替えるとストレスが無くなります。 青 年 部 会 青年部長 松島慎一 昨年末、青年部長から「次、頼むね」と言われ、まあ1年ならと気楽に受けた支部青年部長です。 5ヶ月が過ぎ、青年部の定例会議も月1回行い、会議終了後は楽しく懇親を深めています。 活動としては本会青年部事業の6月ブロック大会(愛知)参加、7月「夢のらくがき」小学生の絵画コンクール募集案内、現在は9月に行われる支部対抗ソフトボール大会に向けて猛練習(日頃の運動不足の解消になるはずが全身筋肉痛になりながら)をしています。
支部においても11月に予定されている親睦委員会のカローリング大会を青年部が中心となり家族、会員相互の和を広げ楽しい一日にしたいと思っています。今後は10月全国大会(宮城)研修旅行、11月家族親睦会、親睦ゴルフ大会、2月支部対抗ボーリング大会、3月ブロック大会(福井)などの本会青年部事業にも昨年度同様参加する予定です。 見つけよう 知らない自分 参加希望は下記までご連絡を!青年部長 松島慎一 tel.0569-26-4628 fax.0569-22-4628 |