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王朝ロマンの夢見宿 斎王の宮           岡本デザイン事務所 岡本佳代

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外観 渡り廊下

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廊下 斎王群行図

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客室

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客室

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エレベーター扉

「伊勢にたたずむ王朝浪漫の夢見宿 斎王の宮」は、平安時代に天皇に代わって伊勢神宮に仕えた「斎王」をテーマに、斎王が暮らした幻の宮殿「斎宮(さいくう、いつきのみや)」内の空間をイメージした旅館です。
しつらえから調度品に至るまで、斎王に関する歴史的資料など斎宮歴史博物館(多気郡明和町)の監修を受け、伊勢物語や源氏物語の平安王朝の世界感を演出しました。「斎王の宮」新築に伴い、館内演出・インテリアデザインをインテリアプランナー大西珠美氏と担当しました。
「女性のために女性が作った王朝ロマンの夢見宿」をコンセプトに、企画・ピーアール担当も含め女性を中心としたメンバーが施設をプロデュースしました。
パブリックスペースには、平安時代の遊び道具で飾扇、香炉、貝合わせ、文庫や香立、匂袋、古書の他、訶梨勒飾、几帳、伏籠、小火取香炉などの小物で演出。エレベーター扉は平安期の着物の柄「有職文様」と、伊勢の伝統工芸「伊勢型紙」をモチーフに各フロア春夏秋冬をイメージし、廊下の絵画は「斎王群行」の様子を、当時の群行の配列や装束の形態や色彩に考慮し制作しました。
客室は各フロア6室それぞれのしつらえを変えて、日本の伝統的な「かさね色目」をベースに色彩計画を行い、客室名称・客室文様・床の間の絵画は「有職文様」をモチーフとしました。室内には、髭籠や薬玉・香炉などの香りを楽しむ小物を配し、照明器具は「伊勢型紙」のパターンを取り入れた間接照明をデザイン、ベッドスペースは斎王の寝室「御帳台」をイメージし、門帳や組紐をアレンジした和テイストの天蓋風デザインとしました。
女性による、大人の女性向けの演出として、お客様自身が斎王になって過ごしていただけるような空間づくりを心掛けました。

伊勢にたたずむ王朝浪漫の夢見宿 「斎王の宮」 http://www.saiounomiya.com/
〒516-1102 三重県伊勢市佐八町池の上1165-1 TEL 0596-39-6611 FAX 0596-39-0200
岡本 佳代 岡本デザイン事務所 design office corail
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