戸建て風(1棟2戸)賃貸 北側外観
資産分割や自用にも耐えられるプラン、素材感!
屋根付き玄関ポーチで2戸を1軒屋のようにつないでいます。
2戸の境界に水回りと中庭を挟むことで、程よい距離間を保っています。
南側外観 南側
扇形の敷地形状のため、南側の間口はとても広く、また、2戸の南側壁面をそれぞれわずかに外側に振っているため、隣の生活音も気になりません。
玄関内部から玄関アプローチ
玄関の外側に、玄関アプローチの壁を設けることで、街の喧騒を遮り、駅前の便利な立地にあっても、住まいの静けさを生み出しています。
2戸の境の1階浴室・洗面所
南側の窓からは明るい陽射しが入り、北側の中庭に面する窓へは風が抜け通り、見た目だけでなく衛生的にもとても綺麗な空間です。
1階ルーム
サンルーム内側の部屋です。明かり障子を閉めると静寂な空間に早変わり。
隣室には浴室・洗面所があります。現在は、プライベート・エステサロンとデザインオフィスが入居してくれています。
南側サンルーム 1階ルーム付属
自然の石やムクの木の素材感あふれる空間です。洗濯物干しにも使えるように、通風ドアを採用しました。インドア・グリーンもたのしめます。
本建物は、乗降客の多い鉄道駅近くにあり、周辺にはマンション
や社宅が林立しているにも拘らず、当該地には、長年、オーナーの
先代の隠居住宅が空き家のまま放置されていた。しかし、大規模な
整形土地の活用は既に済ませていたオーナーも、この扇形の小規模
土地の活用法を見つけられずにいた。
そこで、設計者は、不動産のコンサルティングを行い、奥様娘様
への資産贈与のし易さや相続税の負担軽減につながるよう木造長屋
建て賃貸の建設を提案した。初期投資額を抑え、音等の問題も生じ
ないよう中庭付きメゾネット形式の1棟2戸建ての建設に至った。
そして、戸当たりの規模が小さいにも拘らず、外観は落ち着いた
戸建て風となり、狭小住宅が建ち並ぶ景観とは趣を違え、生活セン
スのある方々に入居をしてもらうことができ、建物も大切に使われ、
オーナーや周辺住民の方々にも喜んでいただいている。
建物概要
所在地: 愛知県安城市今池
設計者: 晴ハレ住環境設計 加藤一枝
工事施工者: 株式会社 三和木
建物用途: 長屋建て住宅
規模・構造: 木造、地上2階建て(メゾネット形式)
建築面積: 73.62㎡
延べ床面積: 120.60㎡
竣工: 2006年7月
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