外観 白い塗り壁に緑が映える
2階リビングより木製窓を見る
テラスへの広がりを感じられるリビング
玄関 土間の向こうに坪庭を望む
1階 寝室・子供室を間仕切らずに広々のびのび
緑のまだ残る新興住宅地。東道路の向こう側が市所有の雑木林になっていて、豊かな四季の移ろいを見せてくれる。
この自然を家からも感じたいと思い、リビングから景色を楽しむ窓を設けた。ディテールにもこだわり木製としたこの窓は、シンプルな外観に素材感を感じさせる家の顔ともなっている。
２階にしたリビングは、屋根勾配に合わせた斜め天井、さらにロフトへと視線が抜けていくことで変化のある楽しい部屋となった。シンプルだけど単純じゃない空間が実現した。
仕上げには珪藻土、カバザクラ無垢フローリング、和紙やモザイクタイルなど、手仕事のぬくもりや素材感のあるものを用いた。１階の個室は施主自ら、壁の和紙張りと床の無垢板の塗装を施した。家への愛着も増すだろうし、素人の「手仕事」の味わいも、またいい。
建物概要
所在地：愛知県名古屋市
用途：専用住宅
地域・地区：第一種低層住居専用地域、10ｍ高度地区
敷地面積：139.10 ㎡
建築面積：55.05 ㎡
延べ面積：101.74 ㎡（１階：49.63 ㎡/２階：52.11 ㎡）
構造・階数：木造在来工法・地上２階
設計：吉野純子建築設計室
HP：http://www.yoshino-j-aa.com/
施工：吉富工務店(有)
写真：東畑賢治写真事務所
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