五感を刺激する美しい家
大坪一子建築設計研究所 大坪一子

 玄関アプローチ
 低木の植栽が道路との緩衝帯となる。
 
 
            

 左側の1階建と右側の2階建てが
 交差した外観
 

        
 居間・食堂は二層分の高さがあり
 空間の広がりと明るさをつくる。
 フルオープンな開口部からは外の景色
 が借景として楽しめる。

 高齢社会と言われて久しい現在、この家
は高齢者が人生の円熟期を過ごす目的で
建てられました。個人の性格、人生観、生活習慣、健康状態を考慮した住まいです。
1.地域に生きる建築を創る。風土にあった
  家づくりです。
2.環境にやさしい本物志向の家。主要な
  壁は炭壁、珪藻壁、オガファーザー貼り、
  床は無垢材、竹と健康材料や自然塗
  料を使用しています。
3.自然と融合した安心な家。年配者が
  地域とのつながりを保てる様に、塀で
  遮断することなく、樹木が緩衝帯として
  植栽され、かつ居間・食堂のフルオープ
  ンな開口から外の景色を借景として楽し
  めます。
  また、地震対策として、基礎直下の地
  中に補強杭を埋め込むことで強固な
  地盤を造り対応しています。
  光、風、山々、虫の声が住む人の五感
  を刺激し健康な心身を生む住まいです。

  2階多目的部屋の障子窓からは、1階
  居間・食堂が見える。    

建物概要
 
所 在 地:富山県滑川市
用  途:専用住宅
竣工年月:2008年2月 
延べ面積:144.82u(34.73坪)
主体構造:木造(在来工法)
階  数:2階建て
設  計:大坪一子建築設計研究所 大坪一子

施    工:竃{田工務店